エルム楽器苫小牧支店の森下さんがピアノ調律技能検定1級

エルム楽器苫小牧支店の森下さんがピアノ調律技能検定1級
ピアノ調律技能検定で1級に合格した森下さん

 エルム楽器苫小牧支店(苫小牧市寿町)のピアノ調律師森下圭介さん(27)が、日本ピアノ調律師協会主催のピアノ調律技能検定で1級を取得した。市内からの合格者は3人目。森下さんは「今後、大きなコンサートホールで調律できる機会も増えそう」と期待に胸を膨らませる。

 札幌市出身で4歳からピアノ教室に通い、小学6年でグランドピアノを購入してもらったという森下さん。その時にピアノの調律や保守管理を手掛けたピアノ調律師の姿に憧れ1年間、調律を学べるヤマハピアノテクニカルアカデミーで腕を磨いた。19歳でピアノ調律技能検定3級に合格し、2015年にエルム楽器に入社した。

 1級は音楽の基礎知識が問われる学科とピアノ(グランドピアノ、アップライトピアノ)の実技試験(調律、整調、修理)の2科目。7年以上の実務経験や大学卒業後3年以上の実務経験を有する人などが受験対象となる。森下さんは自らの実力を客観的に把握するとともに、資格をどう生かせるのか知りたい―と挑戦した。

 7月に札幌市内で行われた学科試験に合格し、10月に静岡県掛川市で実技試験に臨んだ。実技試験はスピードも要求されたといい、「いかに時間と精度の折り合いを付けるかが課題だった」と振り返る。

 試験当日、アップライトピアノの調律では「時間を意識し過ぎて精度が落ちてしまい、(試験に)落ちたかと思った」と言い、3月下旬にホームページで合格を知った時には「現実味がなかった。受かってほっとした」と笑う。

 「資格を持っていると、箔(はく)が付く」と説明。「今後はフルコンサートグランドピアノの調整を行えるヤマハのコンサートピアノコース資格取得も目指したい」と述べた。

 同協会によると、道内の1級取得者は森下さんで41人目。1級のハードルは高く、森下さんが受けた2022年度の合格率は28・9%だった。

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