２０２３北海道ジュニアテニス選手権の道南東ブロック予選は６日、苫小牧市緑ケ丘公園庭球場で年齢別トーナメントが行われ、苫小牧勢は女子１４歳以下の矢口璃子（苫小牧らいおんＣｌｕｂ）が優勝、男子１２歳以下の野田創（苫小牧テニス協会）が準優勝した。

　北海道テニス協会、苫小牧テニス協会主催、苫小牧市教育委員会後援。年代は１２歳以下、１４歳以下、１６歳以下、１８歳以下の４カテゴリーに分類され、胆振・日高管内と千歳市、恵庭市から集まった１００人以上の選手が全道大会（７月１５～１９日、札幌市）の出場権を争った。

　苫小牧勢は矢口、野田のほか、男子シングルスＵ１２で４位の石橋瑛汰（苫小牧らいおんＣｌｕｂ）、同Ｕ１４で５位の長原周嗣（苫小牧テニス協会）が全道大会への切符をつかんだ。

　上位の結果は次の通り。
　◇男子
　【シングルス】
　Ｕ１８
　▽決勝　舟山佳太（海星学院高）６―１鈴木央祐（同）
　▽３位決定戦　横山詠基（室蘭栄高）＝不戦勝＝長部啓（海星学院高）
　▽準決勝　舟山＝不戦勝＝長部、鈴木６―２横山
　Ｕ１６
　▽決勝　佐藤傑（海星学院高）７―５佐藤克（同）
　▽準決勝　佐藤傑６―０藤田岳（苫小牧工業高）、佐藤克６―０藤島侑也（海星学院高）
　Ｕ１４
　▽決勝　濱津歩昴（恵庭すずらん）６―４中村耀太（同）
　▽３位決定戦　熊谷直翔（恵庭すずらん）６―４小清水煌真（室蘭テニス協会）
　▽準決勝　濱津６―１小清水、中村６―１熊谷
　▽５位決定戦　長原周嗣（苫小牧テニス協会）６―２佐藤蓮（室蘭テニス協会）
　Ｕ１２
　▽決勝　上野虎覇（文京テニススポーツ少年団）６―３野田創（苫小牧テニス協会）
　▽３位決定戦　市川瑛渡（文京テニススポーツ少年団）６―４石橋瑛汰（苫小牧らいおんＣｌｕｂ）
　▽準決勝　上野６―０石橋、野田６―０市川
　【ダブルス】
　Ｕ１８
　▽決勝　鈴木央祐・舟山佳太（海星学院高）６―１横山詠基・畠山梨玖（室蘭栄高・苫小牧南高）
　▽準決勝　鈴木・舟山６―１佐々木秀吉・若山玲凰（苫小牧工業高）、横山・畠山６―３原田泰斗・柴田紘和（室蘭栄高）
　Ｕ１６
　▽決勝　佐藤傑・佐藤克（海星学院高）６―０藤島侑也・髙木陽哉（海星学院高・苫小牧工業高）
　▽準決勝　佐藤傑・佐藤克６―０横部翔太・村上太一（苫小牧東高）、藤島・髙木６―１藤田岳・小川晋平（苫小牧工業高）
　Ｕ１４
　▽決勝　中村耀太・濱津歩昴（恵庭すずらん）６―１田中明日翔・千葉遼大（苫小牧らいおんＣｌｕｂ）
　◇女子
　【シングルス】
　Ｕ１８
　▽決勝　佐々木遥菜（海星学院高）６―２松田侑来（同）
　▽３位決定戦　酒田優菜（千歳高）６―３服部柚奈（大谷室蘭高）
　▽準決勝　佐々木６―１服部、松田６―１酒田
　Ｕ１６
　▽決勝　新松あかり（室蘭テニス協会）６―２杉本芽唯（同）
　▽３位決定戦　大関小花未（海星学院高）６―１太田結菜（大谷室蘭高）
　▽準決勝　新松６―１太田、杉本６―３大関
　Ｕ１４
　▽決勝　矢口璃子（苫小牧らいおんＣｌｕｂ）６―１中田真心（室蘭テニス協会）
　Ｕ１２
　▽決勝　中泉芽依果（文京テニススポーツ少年団）６―３木下絵菜（同）
　▽３位決定戦　増澤葵（恵庭すずらん）６―４鈴木奏（文京テニススポーツ少年団）
　▽準決勝　中泉６―１増澤、木下６―１鈴木
　【ダブルス】
　Ｕ１８
　▽決勝　佐々木遥菜・松田侑来（海星学院高）６―０酒田優菜・小田嶋優月（千歳高）
　▽準決勝　佐々木・松田６―０中村心良・國廣咲季（千歳高）、酒田・小田嶋６―０中舘真凛・竹越渚（苫小牧南高）
　Ｕ１６
　▽決勝　大関小花未・小栗山絢華（海星学院高）６―０長沼魅羽・太田結菜（大谷室蘭高）

－ミスのないプレー課題に
　宿敵に「４度目の正直」ならず―。男子Ｕ１２の野田は決勝で、文京テニススポーツ少年団の上野と対戦。昨年１２月の苫小牧ジュニアインドアテニストーナメントでも同じく決勝で苦汁を飲まされた好敵手だ。今大会でも足を動かし、厳しいコースも返していたが、リードできず３―６で敗北を喫した。上野を「ミスをせずラリーをつないでくるイメージ」と分析しながら、「やり慣れている相手だが、力んで遠くに飛ばすなど攻めのミスが多かった」と悔やんだ。全道大会へは「練習からミスをしないよう、意識して取り組みたい」と決意を新たにした。
　同じく男子Ｕ１２で４位に食い込んだ石橋は、粘り強いテニスを武器に初戦を快勝も準決勝で悔しいストレート負け。「相手のボールがラケットのフレームに当たるミスが多かった」。自身初となる全道大会に向け、「強いボールが来ても冷静に打ち返したい」と意気込んだ。