白いツグミ、珍しい色素欠乏か 苫小牧の島貫さん撮影

白いツグミ、珍しい色素欠乏か 苫小牧の島貫さん撮影
苫小牧市内で見つかった白いツグミ(島貫さん撮影)

 苫小牧市見山町の島貫辰夫さん(70)が、頭や胸部などが白色の珍しいツグミの姿を自前のカメラに収めた。島貫さんは「この時期ツグミはよく目にするが、こんな色をしたのは初めて見た」と驚いている。

 バードウオッチングが趣味の島貫さんは、5年ほど前から毎朝2時間ほどデジタルカメラと双眼鏡を手に、自宅周辺を散策することを日課にしている。

 4月28日、町内周辺を歩きながら何気なく草地に目を向けると、10匹ほどのツグミの群れの中に、白っぽい1羽を見つけた。見た目から明らかに「ツグミ」だと思ったが色が全く違うので、思わずシャッターを切ったという。

 ツグミは秋ごろ、越冬のためシベリア方面から日本へ渡ってくる冬鳥。春先に繁殖のため再び北へ戻る。通常、頭頂部から背中までが黒褐色で、胸から下はうろこのように黒褐色の模様が付いている。翼は栗色で、くちばしは黒っぽい。

 市美術博物館によると、メラニン色素が何らかの理由で欠乏した「部分白化」のツグミとみられる。江崎逸郎学芸員は「目が黒いので、黒いメラニン色素をつくることができないアルビノとは異なる」と指摘。「ここまで白い個体は珍しく、その分目立つので、猛禽(もうきん)類などに狙われるリスクも高くなる」と話している。

 島貫さんは今月7日を最後に姿を見なくなったといい、「無事にシベリアへ渡ってほしい。来年もまたあいたい」と願った。

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