苫小牧市桜木町4の加藤孝治さん(80)宅のシダレザクラが見頃を迎え、淡いピンク色の八重の花が地域住民らの目を楽しませている。
45年ほど前、妻の幸子さん(70)の実家がある岩手県陸前高田市の花店で購入したというシダレザクラ。当時、店主から「北海道ではシダレザクラは咲かないかもしれない」と言われたが、夫婦で水やりなど手入れを欠かさず丁寧に育ててきた。
現在は幹の直径約30センチ、高さ約4メートルまで成長。見頃を迎えると、市内他地域から鑑賞に訪れる市民もいるという。
11日には、光洋いきいきクリニック(光洋町)の利用者ら11人が足を運び、「きれいだね」などと感想を述べ合っていた。北橋妙子さん(81)は「生でシダレザクラを見たのは初めて。枝が地面までしなっているところがよかった」と満足そうだった。
加藤さんは「東日本大震災で陸前高田のサクラは津波で流されてしまったが、『(陸前高田のサクラは)北海道で咲いているよ』と被災地に伝えるような気持ちで毎年育てている」と話していた。
















