家畜用飼料添加物プレミックスなどの製造・販売の日本ニュートリション(東京)は12日、苫小牧市真砂町に新設した苫小牧工場で竣工(しゅんこう)式を行った。関係者ら約30人が神事を通して事業の成功や発展を願い、西村浩一社長は「北海道は日本一の酪農エリア。地域に根付いた工場として、道内の酪農や畜産に貢献していければ」と抱負を述べた。
新工場は、家畜用飼料に配合する栄養素のビタミンやミネラルなどを、均一に混ぜる粉体混合を機械で行う。鉄骨造り5階建てで、昨年4月に着工し、今年3月に完成した。事業費や従業員数、設備能力などは非公表。5月下旬~6月上旬をめどに出荷を始め、製品は主に道内の配合飼料メーカーや酪農家へ販売する。
同社の工場は、鹿島工場(茨城県)、志布志工場(鹿児島県)に次いで3カ所目。2011年の東日本大震災による鹿島工場の被災を受け、13年にリスク分散で志布志工場を建設。苫小牧の新工場でさらなる生産能力の増強や販路拡大などを目指す。
苫小牧への進出は、港が近く幹線道路へのアクセスの良さ、冬季の雪の少なさが決め手。道内向けの製品は今後、苫小牧工場で生産し、出荷される。
西村社長は「(トラックドライバーの時間外労働が規制される)2024年問題もあり、新工場は納期短縮や生産コストの削減が見込める」と話している。
















