JR北海道は17日、単独では維持困難な道内の8線区について、沿線自治体と協力して進める実証事業などを発表した。この中では、札幌圏で発売している「一日散歩きっぷ」を鉄道だけはなく、日高線沿線のバスにも乗車できるようにするなど地域の公共交通利用促進にも力を入れる。
綿貫泰之社長が定例記者会見で明らかにした。
実証実験を行うのは赤字8線区の沿線自治体を中心とした協議会で、鉄道の利用拡大に向けた試験的な取り組み。
「一日散歩きっぷ」は、観光地へのアクセス向上に向けた事業の位置付けで、利用期間は7~9月を予定。このほか、都市間(札幌―北見・網走)移動の利便性を高めるため、オホーツク管内の石北線沿線住民を対象に、札幌までの片道をJRでもバスでも利用しやすい取り組みを進める。
観光の利用拡大では、札幌~滝川~富良野を運行するフラノラベンダーエクスプレスを、ラベンダーが見頃で観光シーズンの7月に土日祝日限定ながら旭川まで延長運行する。観光のオフシーズンに、釧路湿原駅に長時間停車して景色をゆっくり楽しむことができるノロッコ号(10月)も運行する。
これらの事業は国や道の予算を活用する予定で、綿貫社長は「鉄道を残したい思い。線区がしっかり維持できる仕組みをつくりたい」と述べた。
















