迫真の演技で魅了 群’73が50周年記念公演 苫小牧

迫真の演技で魅了 群’73が50周年記念公演 苫小牧
真に迫る演技を披露する団員ら

 今年で50周年を迎えた苫小牧市の演劇集団「群’73」(須藤夏菜子代表)は20、21の両日、市文化会館で記念公演を開いた。2日間で433人が来場し、団員らの迫真の演技に見入った。

 32歳になっても幼児並みの知能だが、心優しい青年チャーリイと知能が向上する手術を受けたネズミのアルジャーノンの物語「アルジャーノンに花束を」。団員ほか公募で集まった、10~80代の約20人が出演した。

 舞台上では、手術を受けて急に天才になったチャーリイが純粋なままの心と高度な知能の間で苦悩するシリアスな場面や華やかなダンスシーンなどが繰り広げられ、観客は終始くぎ付け。随所にピンスポットライトや電飾による効果的な演出があり、終盤は客席から感動ですすり泣く声も漏れていた。カーテンコールでは惜しみない拍手が送られた。

 市内花園町の自営業加藤広幸さん(47)は「(演技で)そこにないものがあるように見えた。演劇っていいなと思った」としみじみ語った。室蘭市の主婦富菜恵子さん(52)も「脚本を知っていても直接目の前で見ると感動する」と涙を拭っていた。

 この日、同館の展示室には過去の公演台本が並べられ、来場者は懐かしそうに眺めていた。須藤代表(35)は「お客さんあっての舞台。50年続けてこられたことに感謝したい」と語った。

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