JR千歳駅に男児遺体遺棄、母親の控訴棄却 札幌高裁

JR千歳駅に男児遺体遺棄、母親の控訴棄却 札幌高裁

 出産直後の男児を殺害し、千歳市のJR千歳駅構内のコインロッカーに遺棄したとして殺人と死体遺棄の罪に問われた住所不定、無職小関彩乃被告(23)の控訴審判決が23日、札幌高裁であった。成川洋司裁判長は懲役5年とした一審判決を支持し、小関被告の控訴を棄却した。

 一審判決によると、小関被告は昨年5月16日、札幌市中央区のホテルで出産したばかりの男児を湯の張った浴槽に沈めて窒息死させ、同31日、コインロッカー内に遺体を遺棄した。

 控訴審で弁護側は、被告本人の特性上などから自己肯定感が低く、助けを求めるのも苦手で孤立出産に伴う強いストレス下にあった事情を改めて強調。家族の援助や福祉的なサポートを見込めるとし、「量刑は重すぎて不当」と懲役3年保護監察付き執行猶予への減刑を求めた。

 成川裁判長は「当時、冷静な判断ができる状態ではなかったことも、地方裁判所で十分に議論を尽くしたことがうかがえ、(一審判決は)相当である」と指摘。家族や福祉的なサポートについては「一般情状にすぎず、量刑を変更する必要性は認められない」と結論付けた。

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