第76回北海道高校サッカー選手権大会室蘭支部予選会兼全国高校総合体育大会サッカー競技北海道予選会室蘭支部予選会は23日、苫小牧市緑ケ丘公園サッカー場で開幕した。東胆振・日高勢では駒大苫小牧、北海道栄、苫小牧工業、苫小牧中央、苫小牧東、静内が2回戦に進んだ。
北海道高校体育連盟室蘭支部、苫小牧地区サッカー協会主催。室蘭支部の15チームが出場。26日までトーナメント戦を展開、上位3校に与えられる道大会(6月、札幌市)の出場権を懸けて白熱した戦いを繰り広げる。
▽1回戦
駒大苫小牧5―0苫小牧高専
苫小牧東6―0浦 河
苫小牧中央5―1室蘭清水丘
伊達開来8―0苫小牧南
苫小牧工業2―0登別青嶺
北海道栄3―0室 蘭 栄
静 内4―2登別明日・鵡川・室蘭工業
―苫高専、収穫ある一戦
駒大苫に0―5で敗れた苫高専。木村主将(3年)は「圧倒的に格上との戦いだったが守りから良いサッカーができた」と収穫ある一戦を振り返った。
前半から守りの時間が長かったものの「相手の思い通りにはさせないよう、内側の守備を徹底した」。
これまで週5日の練習に汗を流した。「初戦からプリンスリーグレベルと戦えて貴重な経験をした。全員の集中力もあって70分守り抜いた。次は7月に高専大会の北海道予選があるので調整を進めていきたい」と話した。
―苫南、成長へ前向きに
伊達開来に0―8で完敗も苫南の吉村主将(3年)は「やれることはやった。サッカーを楽しめたことが一番」と語った。
試合は伊達開来が主導権を握り、ボールの支配率、シュート数ともに圧倒された中で「ミーティングを重ねた戦術はうまくいった部分も多かった」と手応えを口にした。
廃部となっていた苫南は今春に2年ぶりに活動を再開。1カ月ほど練習を重ね体力や基本からチームの底上げに取り組んできた。「部活動がスタートし、初めての公式戦で出し切った。スタミナや気持の面でまだまだ強化が必要なので今後の大会に向けて全員で成長を目指したい」と話していた。




















