苫小牧市の空手道場、優至会塚本道場(塚本鉄兵代表)は、3月に苫小牧市総合体育館で行われた第11回優至会北海道空手道交流大会で、鍛錬の成果を発揮した門下生多数が入賞した。
フルコンタクト部門では、4人のトーナメント戦で競った一般男子の部で佐藤優一(航空自衛隊)が頂点に立った。空手経験はわずか4カ月。初の出場で初優勝をつかみ取り「悔いが残らないよう力を出し切った。自信になる大会だった」と目を細めた。
初戦から「胸を借りるつもりで臨んだ」と圧力をかけて持ち味のパワーで押し切り判定勝ち。「緊張せずイメージ通りの戦いができた」と納得の初勝利。
続く決勝は齋藤充(トヨタ自動車北海道)との同門対決。とにかく下がらずに打ち合いたい―とまだ経験の浅い佐藤は4カ月で学んだ技術を全てぶつけた。接戦の末に本戦判定勝ちを収めた佐藤は「パワーに頼らず、技術面でレベルアップを図りたい。これからも大会で活躍できるよう、空手の道を極めていく」と力強く話した。
同じくフルコンタクト部門の中学男子軽量の部に出場した塚本大剛(拓進小6年)は、メンバー全員が中学生と格上挑戦となった7人のトーナメント戦で栄冠。初戦はパンチを効かせて圧勝。続く2回戦では連続攻撃を仕掛けてきた相手に「少し下がってしまい危なかった」。それでも残り15秒から一気に拳を出し続け延長戦で判定勝利。
決勝は持ち味の突きで戦うも「負けていたかもしれない」と押され気味。延長戦に持ち込むとスタミナを生かして動き続け判定勝ち。「全員年上との戦いだったが優勝できてとてもうれしかった。大きな自信につながった」と収穫のある大会だった。
各部門の入賞者は次の通り。
【形】
▽幼年初級B (3)白取(苫西小1年)▽2年初級A (3)日向(大成小3年)▽2年初級B (1)錦戸陽輝(ウトナイ小3年)(3)毛利(拓進小3年)▽5、6年・中学中級B (2)齊藤(ウトナイ小6年)▽4年~中学上級B (3)酒井(糸井小5年)▽5、6年・中学上級A (2)中居(青翔中1年)
【組手ライトコンタクト】
▽幼年・1年男子B (1)佐藤琉惺(ウトナイ小2年)▽幼年・1年A (3)石原(沼ノ端小2年)
【組手フルコンタクト】
▽幼年軽量 (3)白取(苫西小1年)▽幼年重量 (2)錦戸(ウトナイ小1年)▽1年男子軽量 (1)岡部蒼空(鵡川中央小1年)▽1年女子・2年女子軽量 (1)慈性彩良(拓勇小2年)▽1年男子重量 (1)齋藤花(豊川小2年)▽2年女子重量 (2)長澤(沼ノ端小3年)▽3年女子 (1)慈性愛彩(拓勇小4年)(2)上居(ウトナイ小4年)▽4年男子軽量 (1)大和優真(拓勇小5年)(2)大場(明野小5年)(3)海下(若草小5年)(3)酒井(糸井小5年)▽4年男子重量 (2)長谷川(北光小5年)(3)佐々木(ウトナイ小5年)▽5、6年・中学1年女子重量 (1)佐藤美璃愛(沼ノ端中2年)(2)古河原(青翔中2年)▽4~6年女子軽量 (2)鈴木(青翔中1年)(3)中居(同)▽5年男子軽量 (2)平塚(拓進小6年)(3)江口(苫東小6年)▽5年男子重量・6年男子 (1)木山耀太(ウトナイ小6年)(2)長澤(沼ノ端小6年)(3)大和(青翔中1年)▽中学男子軽量 (1)塚本大剛(拓進小6年)(2)木山(ウトナイ中2年)▽中学男子重量 (1)山本悠世(厚真高1年)(2)塚本(青翔中2年)(3)風間(ウトナイ中2年)▽一般男子 (1)佐藤優一(航空自衛隊)(2)齋藤(トヨタ自動車北海道)

















