日本野鳥の会苫小牧支部の副支部長でもあるのですが、安平町役場の職員でもあるのです。そんな今回は、新ひだか町の役場仲間に声を掛けられて自然散策をしたときの話。
安平町と同じように合併した町。海にも山にも魅力があるまちだが、自然散策するだけでもワクワクする。海辺を歩けば、波打ち際を走るシギやチドリの姿。サケが遡上する川があることもあり、胆振・日高有数のワシを観察できるスポットもある。そして川の上流部に向かうと、切り立った崖があるような深い山。冒険心がくすぐられる。
訪れた日はキャンプをしつつバードウオッチングと思ったのだが、あいにくの天気予報なので車などでウオッチングできる場所を巡って行った。山に入ると「デーデーポッポー」とキジバトの鳴き声が聞こえる。そして、カッコウの鳴き声が山に響く。
カラスに追われるオジロワシの姿があった。ワシは冬にしか観察できないと思う方もいるかもしれないが、オジロワシは道内各所で繁殖しており、新ひだか町でもそのような環境があるのかもしれない。今回の散策で巣を確認したわけではないが、夏に成鳥のオジロワシが魚をくわえて山へ向かう姿を観察していることから、そんな推測もできるだろう。
なんだか変わった風景にたどり着いた。話を聞くと蓬莱山というもので、数々の言い伝えがある町のシンボルだそう。崖のような場所にはツツジの花が目立っていたが、植生も大変豊かなのだとか。そんなこともあってか、いろんな野鳥の声が聞こえてくる。
そこで特別大きな動きをしていたのが、崖や海岸線を好むハヤブサの姿だ。新ひだか町だけに限らない。胆振・日高の多くのまちには、海岸線や崖のような場所がある。ぜひ地形に合わせたバードウオッチングを楽しんでほしい。そんな蓬莱山。来月にお祭りがあるそうな。夏の新ひだか町もどうぞお楽しみください。
(日本野鳥の会苫小牧支部・小林誠副支部長)
















