正社員不足56% 今年4月過去最高  道内企業調査 飲食店で深刻 データバンク札支店

正社員不足56% 今年4月過去最高  道内企業調査 飲食店で深刻 データバンク札支店

 帝国データバンク札幌支店は、人手不足に対する道内企業の動向調査結果を発表した。今年4月時点の正社員の人手不足企業の割合は前年同月比5ポイント増の56・5%。4月としては調査を開始した2007年以降で最も高かった。

 例年4月は新卒新入社員が加わることもあり、月別ではやや低下する傾向があるが、2年連続で正社員の人手不足企業の割合は5割を超えた。

 非正規社員の人手不足企業の割合も前年同月比0・7ポイント増の34・7%となり、4月としては2年連続で3割を上回った。

 正社員の人手不足割合の業界別では、インバウンド(訪日外国人旅行者)の回復などが追い風となっている飲食店、旅館・ホテルを含む「サービス」が68・8%で最多。これに専門技術職などの不足が指摘される「建設」(66・7%)、来年4月から時間外労働の上限規制が設けられることで「物流2024年問題」として注目されている「運輸・倉庫」(65・2%)が続いた。

 一方、非正規社員の人手不足割合の業界別では、「農・林・水産」が45・5%で最多だった。個別の業種では、サービス業の「飲食店」が83・3%と深刻化している。

 同支店では「今後は訪日外国人客のさらなる増加が見込まれる中、外国人労働者などの活用による人材確保やDX(デジタルトランスフォーメーション)などによる合理化投資が急がれる」と指摘している。

 調査は4月17~30日に、道内企業1198社を対象に実施。503社から回答を得た(回答率42%)。

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