苫小牧市が2022年度に初めて実施した「とまとま割」の利用者アンケート結果がまとまった。回答者の4人に1人が同事業をきっかけに来苫し、満足度の設問で8割弱が「満足」の声。新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ宿泊需要の回復策が、しっかりと機能したことが浮き彫りとなり、市も「とまとま割を通して苫小牧をより知ってもらえた」と話している。
とまとま割は昨年4月29日~9月30日に実施した。5000円以上の宿泊で3000円を割り引く事業で、市内16施設を対象に計1万泊分を割り当てた。利用者には市内の飲食店や商店で使える商品券(とまチケ)を、1人1泊につき2000円分を提供。事業費は約6800万円で、9737泊分の利用があった。
アンケートは昨年6月~9月、各宿泊施設の宿泊者3023人を対象に実施した。回答は201人、回答率は6・7%。内訳は、60代以上が最多の34%で、多い順に50代が32%、40代が13%など。40代以上が全体の8割を占めた。居住地は、道外が6割で、市内の利用者も4%いた。
来苫した動機についての設問では、「とまとま割がきっかけ」が23%(46人)、同事業に「関係なく来苫した」が76%(152人)。4人に1人の宿泊需要を掘り起こした計算で、市観光振興課は「事業が大きな動機として働いたようだ」と分析する。
来苫目的は、多い順に観光が44%(89人)で、ビジネスが32%(64人)など。行き先(複数回答可)のトップ3は(1)ウトナイ湖(64人)(2)樽前山(24人)(3)緑ケ丘公園(12人)。1冊4枚つづりの「とまチケ」は、約半数が「全て利用する」と答えた一方、4割の人が「1~3枚使用」。宿泊者は商品券を目的とはせず、宿泊割をメインに考えていた傾向がみられた。
また、満足度の設問では、「満足」が76%(153人)、「やや満足」が9%(18人)で計8割以上に達し、「悪い」「やや悪い」は1%(計3人)だった。同課は「イメージ向上効果は大きかった。苫小牧の魅力を知った宿泊者が、また苫小牧に来てくれたら」と期待している。
















