帝国データバンク札幌支店は、5月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比0・8ポイント増の43・0となり、4カ月連続で改善した。
全国平均(45・4)との比較では、30カ月連続で下回った。その差は2・4ポイントで、前月と同じだった。
企業の規模別では、大企業が前月比1・8ポイント増の48・0。中小企業は0・6ポイント増の42・1。中小企業のうち小規模企業は0・8ポイント増の42・0。全ての規模で改善している。大企業と中小企業の格差は5・9ポイントとなり、前月から1・2ポイント拡大した。
業界別では9業界中、金融、建設、不動産、製造、卸売、運輸・倉庫、サービスの7業界で改善。特に不動産は4カ月連続で改善し51・3となり、唯一50を超えた。サービスも2カ月連続で改善し46・7となり、2番目に高い水準となった。
一方、農・林・水産と小売の2業界は悪化。農・林・水産は2カ月連続で悪化し30・0となり、業界では最も低い水準となっている。
先行き見通しでは、「3カ月後」が45・9(前月調査45・2)、「6カ月後」が46・3(同46・2)、「1年後」が46・1(同46・0)。3指標とも前月から改善予想となっている。
企業からは「法人向け不動産の動きは新型コロナウイルス5類移行後、堅調に推移しているが、物価高が個人向けを鈍らせている」(不動産)、「肥料や燃料、電気代の高騰で赤字経営に陥っているケースが散見される」(農・林・水産)との声が上がっている。
調査は5月18~31日、道内企業1201社を対象にインターネットで実施。536社から回答を得た(回答率44・6%)。
















