複数選手が全日本出場権獲得 空手・優至会塚本道場

複数選手が全日本出場権獲得
空手・優至会塚本道場
実力を発揮し好成績を収めた塚本道場の門下生

 苫小牧市の空手道場、優至会塚本道場(塚本鉄兵代表)は、5月に青森県で開かれたチビッコ空手道選手権大会2024グランドチャンピオン大会出場選抜大会で複数選手が全日本大会の出場権を獲得するなど好成績を収めた。

 小学1年の部に参加した岡部蒼空(鵡川中央小)は6人のトーナメント戦で優勝。「優勝できてうれしい。自信になった」と笑顔で話した。

 競技を始めて1年少々。「センスが抜群」と指導者も太鼓判を押す岡部は、初戦を得意の上段回し蹴りで一本勝ち。2回戦も終始圧倒し判定勝ち。続く決勝では優勝候補の相手に「下がらず攻めようと思った」と実力を十分に発揮しての判定勝ちで頂点に立った。

 技術を生かして上下に攻撃を繰り出し、狙い澄ましたタイミングで決定打を放つ戦い方を武器に「下段蹴りをもう少し練習して、全日本でも優勝したい」と意気込みを語った。

 6人のトーナメント戦で競った中学男子中・重量の部では風間琉太郎(ウトナイ中2年)が栄冠。「自信を持って臨んだ。結果を出せた」と喜びを口にした。

 160センチ72キロと恵まれた体格の風間は、初戦を得意の下段蹴りや突きで押し切り判定勝ち。2回戦は不戦勝、迎えた決勝は2度の延長戦の末に勝利をつかんだ。

 互いに譲らずの接戦を演じた決勝。最後は「得意の下段蹴りを信じて―とセコンドからの声掛けが力になった」と鉄兵代表の言葉を力に変え、持ち味を発揮して栄冠に輝いた。

 5歳から始めた空手。「弱虫だったので強くなりたかった」と日々の稽古でたくましく成長。「全日本では、去年対戦して負けた相手がいるのでリベンジを果たして優勝したい」と闘志を燃やしていた。

 各部門の入賞者は次の通り。

 ▽小学1年の部 (1)岡部蒼空(鵡川中央小)▽小学3、4年女子の部 (3)長澤初季(沼ノ端小3年)▽小学5年男子の部 (1)岡部優輝(鵡川中央小)▽小学6年男子の部 (1)塚本大剛(拓進小)▽中学男子軽量の部 (1)塚本悠剛(青翔中2年)▽中学男子中・重量の部 (1)風間琉太郎(ウトナイ中2年)

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る