第12回東胆振中学校サッカー大会は10、11両日、苫小牧市緑ケ丘公園サッカー場でトーナメント戦を行った。青翔が決勝で和光を11―0で下し、3連覇を達成した。
東胆振の12校9チームが出場し、胆振大会(7月8~9日、伊達市)の出場権2枠を懸けて争った。
結果は次の通り。
▽決勝
青 翔 11-0 和 光
▽準決勝 和光0―0緑陵・啓明(PK5―3)、青翔3―1啓北
▽2回戦 緑陵・啓明1―0苫東・開成、和光4―1明倫、青翔13―0明野、啓北4―0ウトナイ・鵡川
▽1回戦 苫東・開成4―2光洋
「今年こそ全道へ」 青翔・蝦名監督
和光との決勝で大差をつけて3年連続の優勝を決めた青翔。チームを率いた蝦名監督は「ここまで点が取れると思わなかった」と選手たちの躍動をたたえた。準決勝で対戦した啓北には3―1と苦戦したものの、切り替えて決勝に臨めたという。
指揮官が「プレー中の状況判断がよい選手」と評価するのは荒(3年)。今大会は全試合で得点し、決勝はハットトリック。「力を出し切りたかったのでうれしい」と笑顔を浮かべる。相手の背後から飛び出したところでのシュートを狙っていたといい、「味方のパスもよく、得点につながった」と試合を振り返った。
東胆振大会では3連覇中も、胆振大会で勝ち切れずにいる。昨年の代表決定戦での敗北から、蝦名監督は「今年こそ、三度目の正直で全道大会に進出したい」と静かに闘志を燃やした。

















