苫小牧市男女平等参画推進センターは10日、市民活動センターで、大阪市の大空小学校の1年を追った映画「みんなの学校」の上映会と初代校長木村泰子さんの講演会を開いた。市民ら約90人が学校の在り方や、多様性を認める社会について考えた。
映画は特別支援教育の対象となる障害のある児童と無い児童が、同じ教室で学ぶ学校に密着した2014年制作の教育ドキュメント。同校は「すべての子どもの学習権を保障する」という理念の下、学校づくりを進めており、映画では教職員や保護者(サポーター)、地域の人々らの戸惑いや奮闘が描かれている。
06年の開校から9年間校長を務めた木村さんは「不登校ゼロ」を目指した教育体制を敷き、15年春に45年間の教員生活を終えた。
講演会で、木村さんは映画に登場した児童に関するエピソードやその後について紹介しながら「学びの目的はその子がその子らしく育つこと。地域住民、教職員、サポーターの皆が当事者になって自分の学校をつくらなければならない」と訴えた。
映画内で暴力を振るった男子児童が現在、プロサッカーチームに所属していることが紹介されると、会場からは驚きの声が漏れた。
上映会は市男女平等参画都市宣言10周年記念事業の一環で、7月9日には父子家庭に関する講演会を予定しており、予約受け付け中。
















