団体は男子・啓北、女子・早来が制す 中体連ソフトテニス

男子団体決勝〔啓北―ウトナイ〕粘り強いショットを見せ勝利した啓北の常本・吹田組=11日、市緑ケ丘公園庭球場

 第12回東胆振中学校夏季ソフトテニス競技大会は11日、苫小牧市緑ケ丘公園庭球場で団体戦と個人戦の決勝戦が行われ、団体は男子が啓北、女子は早来が制した。
 団体戦は男子12、女子14チームが出場、予選リーグと決勝トーナメント戦が行われた。トーナメントの個人戦は男子65組、女子82組がエントリーした。
 胆振大会は7月1、2両日に室蘭市で行われ、男女それぞれ団体の上位4チーム、個人の上位16ペアが出場する。
 結果は次の通り。
 【団体】
 男子
 ▽決勝トーナメント決勝 啓北2―1ウトナイ▽同3位決定戦 和光2―1開成▽準決勝 啓北2―1開成、ウトナイ2―1和光
 女子
 ▽決勝トーナメント決勝 早来2―1ウトナイ▽同3位決定戦 光洋2―1啓北▽準決勝 早来3―0啓北、ウトナイ3―0光洋
 【個人】
 男子
 ▽決勝 吹田将晴・伊林拓音(啓北)4―3齋藤佳照・平林郁(明野)▽準決勝 吹田・伊林4―0針谷和志・佐藤圭悟(開成)、齋藤・平林4―0百目木來杜・三上期央(鵡川)
 女子
 ▽決勝 余野琥珀・小野寺咲柚(早来)4―1佐々木柚羽・工藤あおい(光洋)▽準決勝 余野・小野寺4―0江良愛葉・有澤日那(啓北)、佐々木・工藤4―2渡辺葵・阿部陽愛(早来)

-男子団体と個人V・啓北 3年生、集大成の舞台で躍動
 冬場の厳しい筋力トレーニングが実を結び、啓北が男子団体・男子個人の頂点に立った。
 団体のヤマ場は開成との準決勝。相手オーダーの読みが当たり、吹田(3年)は「相手の1番手をうまくかわして勝ち切れた」。
 続くウトナイとの決勝戦は山崎(2年)・江良(1年)組が倒れたが3年生の2ペアが勝利、東胆振の頂点に立った。常本(3年)は「3年間深めてきた絆が勝因」と試合を振り返り、部長を務める結城(3年)は「引退が懸かった中体連で勝ててよかった」と破顔。
 個人戦でも優勝した吹田・伊林ペア。伊林(3年)は「胆振大会でも優勝し、全道の舞台に立ちたい」と意気込んだ。

-男・女団体準Vのウトナイ「練習の成果出た」 
 創部以来、男女ともに初の団体決勝進出を果たしたウトナイ。いずれも準優勝に終わったものの、初の胆振大会出場に闘志を燃やしている。
 男女ともに強化された理由は実戦経験の増加にあった。女子主将の岩筋(3年)は「OBが練習を見てくれて、講習会や市外の大会にもたくさん連れて行ってもらった」と話す。女子団体は「打倒光洋」を掲げ、決勝進出を目標にしていた。ライバルとは準決勝で激突。これまでの努力が実を結び、3―0のストレート勝ちを収めた。
 男子主将の坂野(3年)も「日々の練習の成果が出た素晴らしい中体連だった」と大会を振り返り、「最大の目標は全道大会進出。こつこつと練習を積み重ね、胆振大会を勝ち抜けるよう頑張りたい」と気を引き締めた。

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