厚真町の宮坂尚市朗町長は13日、千歳市に工場を建設する次世代半導体製造Rapidus(ラピダス、東京)の従業員の居住地として、既存の豊沢地区分譲地を含め町内の150区画ほどを提案する用意があることを明らかにした。同日開会した町議会定例会で、寺坂康生氏の一般質問に答えた。
町は、豊沢地区のフォーラムビレッジに54区画の分譲地がすでにあるほか、上厚真地区で新たに取得予定の民有地を含む80~100区画の整備を想定。宮坂町長は千歳市に近い地理的優位性を踏まえ、「上厚真地区だけでなく全体で提案していきたい」と説明した。
議案審議では、道路構造の変更に伴い2億8000万円の増額を盛り込んだ公共的施設の総合整備計画変更など6件を原案通り可決。このほか同意14件、報告2件を承認した。
また、厚真町で震度5弱を観測した11日夜の浦河沖を震源とする地震で、町民や建物などに被害がなかったことを行政報告した。

















