父の日(18日)を前に、苫小牧市内の商業施設や酒店、菓子店などで商戦が大詰めを迎えている。電気料や原材料などの価格が高騰する中、各店は転嫁を極力控えつつ品ぞろえを充実。衣類は新型コロナウイルス禍に伴う「おうち時間」用から、外出用の商品へ需要がシフトする傾向にあるなど、世相を反映している。
イオン苫小牧店(柳町)は1日から、衣類やハンカチ、ベルトなどを集めた特設コーナーを開設。財布は2000~5000円、ポロシャツは5000円台が中心。物価高の影響で昨年から200~300円ほどの値上げだが、売れ行きは好調という。
コロナの「5類」移行に伴う外出需要の増加を見込み、シャツやスポーツウェアなど外出着の売り場面積を前年比約1・2倍に。メンズ主任の加藤ひろみさん(55)は「拡張した効果もあり、ポロシャツの売れ行きが良い。市外への発送も好調」と話す。
全国各地の地酒や焼酎、ワインなどを扱う福士商店(錦町)は「父の日 日本酒フェア」を展開。各商品の値段は1割程度上がっているが、「久保田」(新潟県)の純米大吟醸をはじめ、3000~5000円の価格帯が人気だ。
さらに「お父さんありがとう」「感謝」などと記したのし紙で真心を込めて包装することもでき、福士徳彦社長(67)は「お酒をお父さんに渡すだけではなく、つぐことでより思いが伝わる」とアドバイスする。
洋菓子店のファームソレイユ(本店・拓勇西町)は8日から、「感謝状」を模した大型ケーキ(12センチ×14センチ、3600円)の予約を受け付けている。生クリームをたっぷり使い、白桃やイチゴ、ミカンをサンド。原料費の高騰で昨年より200円高だが、予約数は例年通りという。
フードプリンターの食用インクで「いつも私たちのためにありがとうございます」「私たちの自慢のお父さんです」とメッセージも入れており、統括マネジャーの柴山加奈子さん(32)は「日ごろ照れて言えない思いをお菓子で伝えて」とPRしている。
















