3期ぶりプラス水準 4~6月期の道内景況 道財務局

3期ぶりプラス水準 4~6月期の道内景況 道財務局

 北海道財務局は、2023年4~6月期の法人企業景気予測調査結果を発表した。道内企業の景況判断指数BSI(「上昇した」と回答した企業の割合から「下降した」とみる企業の割合を引いた数値)は、前期(23年1~3月期)に比べ14・9ポイント改善して1・2となり、3期ぶりのプラス水準だった。

 製造業は前期から27・1ポイント改善して2・1、非製造業も11・5ポイント改善して1・0に。いずれも3期ぶりにプラス水準に転じた。

 製造業の業種別では、原材料価格の転嫁が進んできたことや、需要の回復により「食料品」が前期から63・1ポイント改善して24・0となり、プラス水準に転じた。「パルプ・紙・紙加工品」も75ポイント増の25・0となり、プラス水準となった。

 非製造業の業種別では、新型コロナウイルス感染症による影響が薄れ、人流が増加していることから「宿泊業・飲食サービス業」が前期比59ポイント増の66・7に。「運輸業・郵便業」も40・9ポイント改善して13・3とプラス水準に転じた。

 財務局では「依然として原材料価格やエネルギー価格の上昇などを背景とした物価高騰に伴う影響が大きいとの声が多数聞かれている」と指摘。一方、今回調査では「価格転嫁が実現できており、今年度は増収を見込むとの声も聞かれている」と説明している。

 企業の規模別では、大企業(資本金10億円以上)が前期比0・2ポイント増の2・9となり、5期連続でプラス水準を維持。中堅企業(同1億円以上10億円未満)は12・8ポイント改善して1・0となり、3期ぶりにプラス水準に転じた。中小企業(同1000万円以上1億円未満)も21ポイント改善して0・9となり、4期ぶりにプラス水準となった。

 全産業の先行きについては、7~9月期は9・2、10~12月期は7・9とプラス水準が続く予想だ。

 調査は5月15日を調査時点に、道内企業485社を対象に実施。404社から回答を得た(回答率83・3%)。

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