開設5年で2600体超 高丘第二霊園共同墓 想定上回るペース

開設5年で2600体超 高丘第二霊園共同墓 想定上回るペース
苫小牧市高丘第二霊園の共同墓。開設5年で遺骨2600体以上が納められた

 苫小牧市高丘第二霊園の共同墓は、開設した2018年4月から22年12月までの約5年間で、納められた遺骨が2668体に上った。当初は50年間程度で納骨5000体の見込みだったが、利用は予想を上回る年間300~500体台で推移し、数年後にはすべて埋まることが確実な状況。墓じまいして遺骨を共同墓に移すケースが多いとみられ、市は共同墓の拡張や新設などを含めて在り方を探っている。

 共同墓は市が18年4月に開設。納骨は、18年が事前受け付け分を含めて860体だったのを皮切りに、19年が477体、20年が471体、21年が359体、22年が501体。当初は年間100体程度の納骨を想定していたが、予想を上回る利用申請が続き、市環境生活課は「少子高齢化の影響で墓じまいを判断するなど、墓地や埋葬に対する考え方が変わってきている」と受け止める。

 市は共同墓の人気の高さを踏まえ、スペースが埋まる前に方向性を定める構え。さまざまなニーズがあることを念頭に▽現在の共同墓の拡張▽同霊園の他の場所に新たな共同墓の整備▽樹木葬をコンセプトにした新たな共同墓の整備―などの選択肢を議論する。

 13~19日には市政モニター「とまモニ」の登録者にアンケートを実施。共同墓の認知度や利用の有無、どのような機能やサービスを求めるか、共同墓の方向性について質問した。同課は「アンケート以外にも幅広い年齢層から意見を聞き、方向性の検討を進めたい」としている。

 同課によると、共同墓は遺骨5000体を収容できる設計だが、22年度の内部調査でさらに1000体分を納骨できることが分かっている。利用条件は▽市に居住か本籍のある人が管理する遺骨▽市に居住か本籍のあった故人の遺骨▽高丘霊園や高丘第二霊園、植苗墓地からの改葬。料金は遺骨1体で1万1000円。

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