道は21日、賃上げに関する道内企業経営者意識調査結果を公表した。73・6%の企業が「賃上げを実施した」と回答。業種別では「製造業」が84%で最多だった。一方、26・4%の企業が「実施しなかった」と回答した。
賃上げを実施した企業の業種別では「製造業」に次いで、「建設業」が82・7%と8割を超えた。最も低かったのは「運輸業」(59・5%)で6割を下回った。
賃上げを実施した企業の規模別では、「資本金1億円以上」が93・7%に上ったが、「同5000万円未満」は66・2%にとどまり、実施率に大きな差が出た。
賃上げの内容(複数回答)は(1)定期昇給(67・8%)(2)ベースアップ(47・1%)(3)賞与支給・支給額引き上げ(24・3%)―の順。賃上げ率(年収換算)は「1%以上2%未満」(29・5%)が最多。「5%以上」の高水準の賃上げを行う企業は9・1%だった。
賃上げの実施理由や重視した要素(複数回答)では、「従業員の生活安定の確保」が69%でトップ。以下、「従業員の確保・定着」(68・7%)、「従業員のモチベーション向上」(67・5%)の順。
これに対し、実施しなかった主な理由(複数回答)では、「自社の業績が低迷し賃上げの余裕がない」(50・8%)が最多で、「コスト増加分の価格転嫁が進まず賃上げの余裕がない」(35・6%)、「雇用の維持を優先」(31・4%)が続いた。
今後の賃上げの意向では、「環境が整ったら実施したい」(40・9%)と「今後も実施したい」(38・3%)を合わせ、全体の79・2%の企業が前向きな姿勢を示している。
調査期間は4月5日~6月30日で現在も実施中だが、6月1日までの回答を基に中間集計として発表した。道内企業900社を対象に447社から回答を得た(回答率49・7%)。
















