道は所管する介護保険施設と障害者支援施設での虐待防止に向け、利用者(入所者と家族)と施設従事者双方を対象に実態調査を行い、結果をまとめた。
介護保険施設では、これまでに「施設職員から不適切な対応をされたことがあった」と答えた入所者が7%、家族が2%いた。不適切な対応の内容(複数回答)で最も多かったのは、入所者が「怒鳴られた、悪口を言われた」で54%、家族は「介助されずに長時間放置された」が30%だった。
施設職員へのアンケートでは73%が「業務に負担を感じている」と回答。利用者から何らかのハラスメントを受けたことがあると答えた職員も56%に上った。内容(同)は「暴力」が83%、「暴言」が81%だった。
「高齢者を虐待しそうになったことがある」職員は24%と4分の1を占め、「虐待行為を行ったことがある」も9%と1割近くいた。虐待の内容(同)は64%が「心理的虐待」で最も多く、きっかけは「ストレスや感情コントロールの問題」が66%、「人員不足や配置先による多忙さ」が62%と半数を超えた。
虐待行為の発生防止に有効と考える対策(同)については、「職員同士のコミュニケーションの確保」が75%、「負担軽減のための介護職員の増員」が68%、「相談しやすい体制」が66%と上位を占めた。
障害者支援施設では、職員から不適切な対応をされたことがある入所者は11%、家族は4%。内容(同)は入所者が「怒鳴られた、悪口を言われた」が最多で54%、「介助をお願いしても、何もしてくれない」が27%だった。家族は「たたかれた、蹴られた、痛い思いをさせられた」が24%、「部屋を掃除してもらえない」が22%だった。
調査は1~4月、介護保険施設と障害者支援施設計550施設で、入所者と家族1万2575人、施設従事者2万1201人を対象に実施。回答率は介護保険施設が44・5%、障害者支援施設が58%だった。調査結果は道のホームページで公開する。
















