樽前山神社例大祭の宵みこしルート変更 戸惑いの声も

にぎやかに駅前本通を練り歩く宵みこし=2022年7月14日、表町

 苫小牧市高丘の樽前山神社は7月14~16日、例大祭(実行委員会主催)を開催する。みこしや露店が昨年復活し、今年も通常規模で実施するが、「宵みこし」のルートから市道駅前本通線が外れる。今年は錦町―大町間の市道一条1号道線(一条通り)の往復に変更となり、駅前の商店からは「みこしも通らないまちになるのか」と戸惑う声が上がっている。

 宵みこしが出発するのは14日午後6時半。神社境内で宵宮祭を行った後、入魂したみこしを手に同好会の担ぎ手が繰り出す。ルートの変更は、通行規制など安全面を理由に苫小牧署から要請を受けた。今年は大町寿総合福祉会館前を発着点に片道約500メートルの一条通りを往復する。

 宵みこしは、同神社が矢代町から高丘に移った1992年以降、一貫して駅前本通を練り歩いてきた。昨年も約180人が大みこし2基を担ぎ、JR苫小牧駅前を出発。威勢の良い掛け声をまちに響かせた。

 駅前本通沿いで呉服店を営む苫小牧駅通中心商店街振興組合の野村信一理事長(68)は「毎年みこしが来るまで店を開け、応援してきた。みこしが通らないと祭りが来たという気持ちになれない。元には戻せないのか」と残念がる。担ぎ手のみこし同好会「苫小牧鳳凰睦(ほうおうむつみ)」の脇田忠会長(66)は「長年駅前で続けてきたみこしなので、言葉にならない思いがあるが、祭りはしっかり盛り上げたい」と力を込めた。

 今年の例大祭は期間中、約140の露店が境内に並ぶ予定。ステージを特設し、ダンスパフォーマンスや高校生の吹奏楽演奏、地元歌手のライブなど行事も目白押しだ。16日の車両みこし渡御の駐輦祭、担ぎみこし、稚児行列のルートに変更はない。

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