株式会社苫東の辻泰弘社長は23日、定時株主総会後の記者会見を苫小牧市内のホテルで行った。2023~25年度の第9次中期目標で柱に据えた、化石燃料をクリーンなエネルギーに転換し、社会経済システムの変革を図るGX(グリーントランスフォーメーション)推進について「時代の最先端と位置付けて取り組んでいきたい」と決意を述べた。
辻社長は、自動車部品製造ダイナックスの自家消費型としては道内最大級のメガソーラー導入、北海道電力の水電解による水素製造など、苫東地域で各企業が進める事業に触れて「GXの大きな追い風が吹いている。苫東全体がカーボンニュートラル(CN)基地として認められてきた」と強調する。
今年4月に部署の垣根を越えて新設したGX戦略推進室についても「それぞれの視点から物事を捉えることで企業誘致の幅が広がった」と手応えをつかむ。
苫東地域では近年、大型の用地分譲が続き、売上高は3期連続20億円台、純利益は過去最高を更新したが、「引き合いに対して造成地が不足してきた」と説明。ニーズに合った土地の造成、水道などのインフラ整備を順次進めていくほか、次世代半導体製造Rapidus(ラピダス)の千歳進出でビジネスチャンスを模索していく考えを示した。
















