自衛隊家族会苫小牧支部(日川敏行支部長)は25日、日本の国防史をテーマにした講演会を苫小牧市民会館で開き、自衛隊元陸将宗像久男さん(72)を講師に迎えた。宗像さんは日本の防衛に関わる歴史を、当時の世界情勢と関連付けながら解説した。
自衛隊関係者など300人余りが来場。宗像さんは陸上幕僚副長や東北方面総監などを経て2009年に退職し、現在は至誠館大の非常勤講師や民間企業の顧問などを務めている。
宗像さんは自著「世界の動きとつなげて学ぶ日本国防史」(並木書房)をベースにしたスライドを使い、戦国時代から現代までの流れを世界史と絡めて説明した。太平洋戦争の開戦について、軍部の中でもアメリカとの大きな国力差から慎重な分析があったことに触れ、「(真珠湾攻撃を発案した連合艦隊司令長官)山本五十六の勇み足だったとの評価もある」と指摘。日米開戦が第2次世界大戦の勝敗を分けたとの見解を示した。
宗像さんは「これまでの歴史観に疑問を持つだけで、今まで見えてこなかったものが見えてくる。さらに史実を知れば、想像しなかった学びがある」と歴史を学ぶことの大切さを説いた。
















