白老町虎杖浜の虎杖小学校は27日、6月の食育月間にちなみ、全校児童35人を対象に野菜摂取量の測定器を使った「ベジチェック」を実施した。
ベジチェックは、測定器のセンサーに手のひらを当て、野菜に含まれる赤や黄の色素成分「カロテノイド」の皮膚中の量を計測して、野菜摂取量の推定値をグラム数で示す。よく野菜を食べているという結果が出た1年生の柏田恵翔君(6)は「辛いタマネギが好き。これからも野菜を食べたい」と笑顔を見せた。
町立図書館が食育をテーマにした取り組みを行っていることを知った同校教員らが、児童の読書量増と野菜の積極的な摂取の双方を呼び掛けようと企画した。
給食のメニューによっては野菜を残してしまう児童がいることから、測定器を使った野菜不足の簡易チェックと町健康福祉課の栄養士によるアドバイス、野菜や食に関する本の紹介を組み合わせた。
寺沢圭司教頭は「計測や読書をきっかけに食や栄養などについて深く知ろうとしたり、調べたりするようになってくれたら」と話していた。

















