苫小牧市の小中学校で2022年度に認知されたいじめの件数は546件で、前年度よりも168件増えた。後を絶たないいじめに歯止めを掛けるため市教育委員会は7月3日、市内全38小中学校の代表がオンライン上で意見を交わす「いじめ問題子どもサミット」を開催する。
市教委によると、内訳は小学校350件(前年度比87件増)、中学校196件(同81件増)。いじめは児童生徒へのアンケート調査や教育相談などを通じて把握しているが「陰口を言われた」「小突かれた」「ちょっかいを出された」といったものが大半を占めたという。
認知後、3カ月をめどに担任教諭などによる定期的な声掛けや当事者への調査を実施。その後も再度聴き取りを行い、いじめが起きていないことを確認するなどの対策を講じている。
市内小中学校でのいじめの認知件数は18年度190件、19年度214件、20年度257件、21年度378件と推移。昨年度まで7年連続で増加しているが、市教委の担当者は「小さなところから(いじめの)芽を摘もうと、積極的に認知した結果で重大な事案は発生していない」と強調する。その上で、「子ども目線で嫌な経験を積極的にくみ取っていくと、今後も件数自体は増えていく」とみており、「教員には(いじめの)早期発見、対応に当たるよう指示している」という。
3日の「いじめ問題子どもサミット」は市教委と38校をオンラインで接続。小学校4校、中学校3校ずつに分かれ、自校のいじめを防ぐ取り組みを発表後、質疑応答を繰り広げる。担当者は「児童生徒がいじめ根絶について、改めて考える機会にしたい」としている。
















