札幌国税局は3日、道内30税務署管内の2023年分の土地の路線価を公表した。苫小牧税務署管内の最高路線価は、前年に続き苫小牧市表町2の駅前本通りで1平方メートル当たり3万8000円。前年からの変動率0%の横ばいだった。JR苫小牧駅前の旧商業施設問題の停滞や商業施設の郊外集中で空洞化が進む一方、官公庁やオフィス街に近く、底堅さもみられる。
道内の最高路線価が最も高かったのは、札幌中税務署管内の札幌市中央区北5西3の商業施設・札幌ステラプレイスに面した道道札幌停車場線通りで1平方メートル当たり668万円。前年に比べ8・4%上昇し、上昇幅も3・6ポイント拡大した。道内首位は06年から18年連続で、12年連続で上昇した。北海道新幹線開業に伴う再開発で商業施設やオフィス需要が引き続き見込まれる。
道内で最高路線価が前年より上昇したのは札幌東、札幌西、札幌中、札幌北、札幌南、釧路の6署で前年比1署増。横ばいは苫小牧、浦河、倶知安、帯広など18署で前年から4署の増加。下落は6署で前年から5署減少した。全道の対前年変動率の平均値は6・8%で前年から2・8ポイント上昇し、伸び率は14年以降で最高。全国でも1位となった。
上昇率が最も大きかったのは、札幌東税務署管内の札幌市厚別区厚別中央2条5の新札幌駅前通りの14・3%で、1平方メートル当たり48万円。副都心の再開発効果に加え、大学の移転などで若者が増加。隣接する北広島市のボールパーク開業の影響も見られる。
路線価は毎年1月1日時点の評価で相続税や贈与税の算定基準になる。道内の23市9町の路線価が国税庁のホームページで閲覧できる。
















