上川管内幌加内町の朱鞠内湖岸で5月に釣り客がヒグマに襲われ死亡した事故や、道内各地でヒグマの出没が多発していることについて、道は3日、昨年3月に改定したヒグマ管理計画の実効性を検証し、早急に対策に取り組む考えを明らかにした。
同日の定例道議会本会議で加納孝之環境生活部長が今津寛史氏(自民党・道民会議)の一般質問に答え、「道民の安全・安心な暮らしを守る上で、かつてないほどあつれきが高まっている憂慮すべき事態。同計画が現状に対応しているか確認し、でき得る限りの対策に取り組んでいく」と述べた。
道ヒグマ管理計画は人とヒグマの共存を目指して5年ごとに策定しており、現在が第2期。2027年度までの5年間で道や市町村が取り組む役割などが盛り込まれている。今津氏は同計画について「昨今の全道的なヒグマの出没多発を想定していたのか」と指摘し、計画の妥当性について道の認識をただした。
加納環境生活部長は「21年度には統計上最多となる人身被害が発生、人とのあつれきが社会問題化したことや、最新の生息数の推計結果を踏まえ、従来の対策では対応が困難な新たな課題に対応するため、昨年3月に計画を改定した」と説明。計画では「これまでの対策に加えて、出没の抑制から出没時の対応までの総合的な対策を一層強化し、さまざまな取り組みを進めている」と答弁した。
















