次期選挙戦は三つどもえか 衆院選道9区 共産が新人擁立へ 山岡、堀井両陣営 情勢を注視

次期選挙戦は三つどもえか 衆院選道9区 共産が新人擁立へ 
山岡、堀井両陣営 情勢を注視

 次期衆院選道9区(胆振・日高管内)に、共産党が新人候補の擁立を発表したことで、9区は三つどもえの選挙戦となる公算が高まった。2021年10月の前回は「野党共闘」により、9区としては初の与野党一騎打ちが実現したが、次回はかつての構図が復活する格好に。早ければ秋にも衆院解散が想定される中、立候補を予定している立憲民主党現職の山岡達丸氏(43)、自民党現職の堀井学氏(51)=衆院比例道ブロック=の両陣営も情勢を注視し、活動を活発化させている。

 立憲民主党道9区総支部代表代行の沖田清志道議は「共闘でどれだけ票の上積みがあったか分からないが、確実に影響を受けることになる」と危機感を示す。前回は公示直前に共産党が候補を取り下げたこともあり、山岡氏は道9区で自身最多の11万3512票を獲得し、小選挙区で初の勝利につなげたからだ。

 ただ、同党の泉健太代表は当初他党と選挙協力せずに自力で臨む考えを示していたが、6月末に一転して候補者調整を容認する考えを示すなど、野党共闘の行方はいまだ確定していない。山岡陣営は複数のケースを想定しており、従来の支持基盤を固めるほか、無党派層の取り込みや与党票の切り崩しも展望する。

 沖田氏は「山岡本人を含め、これまで以上の活動をしなければ」と強調。山岡氏は4日に大票田の苫小牧市内でセミナーを企画するなど、地元選出議員として存在感を高める。

 一方、自民党道9区支部副幹事長の板谷良久道議は「各政党が候補者を出すことは自然な流れではないか」と受け止める。前回は堀井氏が山岡氏に敗れて比例復活したが、与野党三つどもえだった14年、17年は堀井氏が勝利した。

 票の上では堀井氏が有利になる見方もあるが、板谷氏は「本当にそうなるか、分からない部分が多い」と気を引き締める。道9区支部は1日、定期総会で役員を改選し、新体制を発足。板谷氏は「新体制で一丸となって、より良い地域になるよう活動を進めたい」と強調する。

 今後は新型コロナウイルス禍で制限していた移動政調会や政経セミナーなどを開き、地域住民の声を聞く活動に力を入れる方針。堀井氏も街頭のつじ立ちなど有権者と触れ合う時間を増やし、SNS(インターネット交流サイト)を定期的に更新するなど有権者にアピールしている。

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