利用者2年連続増 赤字3年連続2億円超 道南バス市内路線

利用者2年連続増 赤字3年連続2億円超 道南バス市内路線
苫小牧市内路線バスの利用客数推移

 道南バス(本社室蘭市)が運行する苫小牧市内の路線バス全21路線について、市は2021年10月~22年9月の利用実績をまとめた。補助金の支給期間に合わせた「補助年度」(前年10月~9月)の集計。22年度は利用者数が215万40人で、前年実績を2年連続で上回ったが、赤字額は2億5061万円と3年連続で2億円を突破。物価やエネルギー価格の高騰が打撃となった。

 22年度の利用客数は、前年度比5・3%(10万8099人)増。近年は少子高齢化などを背景に減少が続き、さらに新型コロナウイルス禍で激減。17年度の324万2801人に対し、20年度は37・4%減の202万8685人まで落ち込んだ。ただ、21、22年度とコロナ感染状況の落ち着きとともに、緩やかな回復傾向となっている。

 一方、収入は1・4%増の4億3201万円で増収となったが、費用も5・6%増の6億8263万円と膨らみ、収支は赤字に。前年度の赤字2億2050万円と比べ、赤字幅は3011万円拡大した。

 全21路線のうち、黒字は日の出町線(黒字額115万円)のみで、他の20路線は赤字。赤字が多い順に、勇払線(赤字額3222万円)、澄川錦岡線(同2722万円)など。市から同社への補助金は22年度、1億2235万円で7・3%増。近年は増加傾向が続いている。

 市まちづくり推進課は「外出控えから徐々に回復傾向で、運賃収入や利用客数が増加したが、物価上昇や燃料費高騰による運行費用の増加で赤字となった」と分析。「バスロケーションシステムの周知など、バス利用の促進に全力で取り組みたい」としている。

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