エゾシカ被害を防げ 市、進入防止用ネットを貸し出し

エゾシカ被害を防げ 市、進入防止用ネットを貸し出し
苫小牧市が新たに貸し出しを始めた防獣ネット

 苫小牧市は市街地のエゾシカ被害を防ごうと、進入防止用ネットを貸し出す新規事業を6月から展開している。事前の現地確認やアンケートへの協力など条件はあるが、無料でネットや支柱一式を最長3カ月間置ける。5日現在6件の利用があり、市環境生活課は「ネットは形を変えられるので、守りたい物の近くに設置できる」とアピールしている。

 市は従来から「防獣グッズ」としてライトの貸し出しを行っているが、食害や敷地内への侵入を抑制する効果は薄いという。今年度はアライグマ・エゾシカ等生活環境被害対策事業に80万円を計上し、市民に貸し出しするエゾシカ進入防止ネットを50セット用意した。

 高さ2メートル、幅15メートルのネットと支柱4本が一式で、内訳はアスファルトの上にも置ける基礎支柱2本と間接支柱2本の様式を10セット、土に杭を打ち込む間接支柱4本の様式を40セット。貸し出しは原則1世帯につき1回で、市が事前に現地で被害状況や設置場所などを確認する。

 エゾシカ関連の相談件数は、2020年度が225件、21年度が383件、22年度が266件。年によって増減はあるものの、自宅敷地内への侵入や家庭菜園の食害被害などの相談が目立つという。市は事前確認で優先度の高い場所から貸し出しており、同課は「獣害の抑制につながれば」と期待している。

 申し込みは、同課の窓口や市ホームページから申請書を印刷し、必要事項を記入して同課に持参か郵送する。問い合わせは同課 電話0144(32)6331。

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