苫小牧市は今年度、乳幼児に関する育児の相談対応や情報提供に当たる利用者支援員(保育コンシェルジュ)を1人増員し、3人体制とした。多岐にわたる子育ての相談に、これまで以上にきめ細かく対応するのが狙い。5月には、今年度版の市子ども・子育てガイドも完成し、希望者に配布している。
利用者支援員は、市こども育成課と子育て支援センターの相談窓口「子ども子育て相談ナビ」に配置され、専門的に対応する。保育施設の入園に関する情報のほか、子どもと遊べる施設、保健や医療の相談窓口、子どもの預け先などに関する情報を提供している。
同課によると、2022年度の相談件数は1275件で、うち約3分の2は保育施設や幼稚園の入園に関する内容。妊娠や出産を機に退職し、再就職に向けて子どもの入園を検討する女性が情報を求めて相談するケースが目立った。支援員は園の規模や手続き方法にとどまらず、相談者が住む地域の保育ニーズの高さや子どもの年齢を考慮し、入園のタイミングや今からできる準備などの助言も行っているという。
支援員制度は15年度にスタート。相談件数は18年度以降、2000件台で推移し、20年度は過去最高の2401件に上った。コロナ禍に伴う育児の孤立化の影響とみられるが、退職者が出て支援員が1人になった21年度は823件まで減少。22年度は1人増の2人体制に戻した。
今年度は人員をさらに拡充し、初の3人体制とする。同課と子育て支援センターに常駐するだけでなく、保育施設内に設けた子育てルームなど、外にも出向いて相談に乗る。
同課は「自身のライフプランが実現できるような選択をするためには、正しい情報が何よりも重要。一人ひとりに寄り添って必要な情報を提供するので、ぜひ気軽に利用してほしい」と呼び掛けている。
子ども・子育てガイドは市の子育て支援事業を網羅し、支援員も活用するガイドブックで、同課や子育て支援センター、各コミュニティセンターなどで配布している。
相談、問い合わせは同課 電話0144(32)6224。
















