ネットの危険性など話す 穂別中で安全指導教室  むかわ

ネットの危険性など話す 穂別中で安全指導教室  むかわ
VRゴーグルを使って、泥酔した状態を体感する生徒

 むかわ町の穂別中学校(三品秀行校長)は6日、全校生徒を対象に、安全指導(非行防止)教室を開いた。苫小牧署生活安全課の三浦和子少年係長が、インターネットの危険性や飲酒、喫煙ルールについて講演した。

 保護者参観を兼ねて開催した。

 三浦係長は、SNS(インターネット交流サイト)の普及で「ネットに依存する中学生や、仲間外れなどのいじめが増えている」とし、「いたずらのつもりが犯罪に発展する可能性が十分にある」と言及。ネット利用の注意点として▽自分や家族の個人情報は載せない▽相手が分からない時はメールを開かない▽パスワードを教えない―などを挙げ、「家庭内で使い方のルールをつくるなど、自分で自分を守るようにして」と呼び掛けた。

 このほか、「お酒やたばこは非行の入り口になる」と指摘。多量の飲酒で泥酔した状態を全生徒がVR(仮想現実)ゴーグルでシミュレーション体験し、危険性に理解を深めた。

 1年生の岡田渚さん(12)は「スマホでネットを使う時は悪口を打ち込んではいけないし、変な電話には出ないようにしたい」と気を引き締め、「二十歳になってからも飲酒や喫煙に気を付けていきたい」と話した。

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