がん患者や家族を支援するチャリティー活動「リレー・フォー・ライフ(RFL)」の一環で、2度のがんを経験した日本対がん協会RFLジャパンアシスタントマネジャー阿蘇敏之さん(51)が6日、苫小牧看護専門学校(住吉町)で講演した。阿蘇さんは生徒約120人に闘病生活の経験談やRFLの意義を語った。
RFLジャパンとまこまい実行委員会(西川良雄実行委員長)は22日に出光カルチャーパークでリレーウオークやセミナーを開催予定で、ボランティアで参加する生徒たちに「事前に活動の意義を伝えたい」とがん経験者を招いた。
神奈川県出身の阿蘇さんは20歳で精巣腫瘍が見つかり摘出。43歳で後腹膜胚細胞腫瘍により、6種類の抗がん剤治療と腫瘍摘出手術を経験した。現在は年1回の経過観察を行っている。
最初のがん発覚時は婚約中で、翌年に子どもが生まれる予定だった。睾丸(こうがん)がソフトボール大に腫れ「恥ずかしさや、誰に相談すればいいのか全く分からなかった」と当時の心境を吐露した。
2度目のがんは耐えられないほどの腹痛や腰痛が起きて発覚。抗がん剤で全身の毛が抜け、極度の倦怠(けんたい)感に見舞われるなど壮絶な闘病生活を送ったが「娘たちが眉毛を描いてくれたり、仮退院中に一緒に出掛けたり、家族の支えが大きかった」と振り返った。
その上でRFLについて「がん経験者たちが情報共有できる大切な場。参加者みんなが本当に生き生きとする」と他地域のイベント写真を披露しながら協力を呼び掛けた。
クラス委員長の村上愛奈さん(1年)は「RFLはがん患者さんたちが集まって一緒に頑張ろうというポジティブな場所だと知ることができた」と話し、伊勢姫伽さん(1年)は「がんと闘う方の気持ちをしっかり理解しながら、イベントをサポートしたい」と気持ちを新たにした。
















