海洋ごみ研究の北星学園大生 勇払中で出前授業 苫小牧

海洋ごみ研究の北星学園大生 勇払中で出前授業 苫小牧
勇払マリーナに設置されたシービンをオンラインで確認する生徒たち

 海洋ごみ問題を研究する北星学園大学(札幌市)の経済学部環境経済学ゼミナール(藤井康平専任講師)は11日、苫小牧勇払中学校で全校生徒41人を対象に環境保全を考える出前授業を行った。海洋汚染防止を目指し、勇払マリーナ(勇払)に道内初の海洋ごみ回収装置「Seabin(シービン)」を設置するなど独自の取り組みも紹介し、地球環境を守る大切さを説いた。

 地元の子どもたちにゼミの活動を知ってもらおう―と親交のある勇払商工振興会の佐藤章一会長(学校運営協議会委員)を通じ、同校に打診し、実現した。

 学生たちは環境経済学の紹介から、研究背景、シービンの課題までを説明。シービンは1台で最大20キロのごみをためられるが、導入コストなどがネックとなり、設置事例が全国で19台にとどまっていることも紹介した。

 実際に勇払マリーナとオンラインでつなぎ、映像でシービンの様子や回収された海洋ごみを確認。ワークショップで5班に分かれ、地球環境を良くするアイデアを出し合うと「スキューバダイビングでごみ拾い」など斬新な意見も出た。

 勇払中3年の大町日南さん(14)は、海洋ごみの多さに驚き「環境問題は世界中の問題だけど、まずは自分の地域に目を向けることが大事だと思った」と話した。同大4年の渋谷太一さん(21)は「自発的に考えてもらえるよう授業内容を工夫した。地元の中学生に聞いてもらえてよかった」と述べた。

 出前授業は、昨年11月に同大付属高校での実施以来2回目という。

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