道錬成大会2年生女子の部で優勝 空手・成空会川沿支部 倉田奈々花

道錬成大会2年生女子の部で優勝
空手・成空会川沿支部 倉田奈々花
道内大会で優勝し全国出場を決めた倉田

 5月に北ガスアリーナ札幌46(札幌市)で開催された第43回北海道少年少女空手道錬成大会で苫小牧市の空手道場、成空会川沿支部の倉田奈々花(泉野小)が組手の2年生女子の部で優勝し、小学年代対象で国内最大級の全日本少年少女空手道選手権大会(8月、東京武道館)の切符をつかんだ。倉田は「金メダルを取れてうれしかった」と笑顔で話した。

 2年生女子の部には12人が出場しトーナメント戦を展開した。勝敗は1分半の戦いで、技ありのポイントが6点差がつけば勝利。時間内に決まらなかった場合はポイントの数で競う。

 小学生は基本的に寸止めがルールとなっており、初戦は緊張と気持ちが前にいき過ぎて、相手の顔を含めて3回当てて反則が重なった。4回反則すると敗戦となるため、慎重になりながらも「気合を入れて最後まで攻めた」と手数で押して5―1で勝利した。

 続く2回戦ではカウンター攻撃が得意な相手に4―3と接戦の末に勝利。緊張がほぐれた決勝では動きに硬さが無くなり、得意の上段突きや刻み突きを多く繰り出した。「自分本来の空手ができた」と納得の内容で7―1と時間内に決着。全国の切符を手にした。

 就学前の年長から始めた空手。「楽しくて好き」と週4回の稽古に熱心に励み実力を磨いてきた。蹴りが苦手と言い、「試合になるとなかなか出せない。もっと練習して全国大会ではベスト8に入賞できるように全力で戦いたい」と意気込みを語った。

 指導する中村嘉伸支部長は「貪欲に技術を習得しようとする姿勢が強く、スピード感のある突きが武器。成績も大切だが、小学2年生の今しか感じることのできないことも味わってほしい。体験できることを思う存分に楽しんで試合に臨んでもらいたい」と背中を押した。

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