大谷、初の本塁打王なるか 米大リーグ後半戦 「三冠王」も視野に

大谷、初の本塁打王なるか 米大リーグ後半戦 「三冠王」も視野に
ホワイトソックス戦で本塁打を放つエンゼルスの大谷翔平=6月27日、アナハイム(時事)

 【ロサンゼルス時事】米大リーグはオールスター戦を終え、14日(日本時間15日)から後半戦が始まった。エンゼルスの大谷翔平選手は前半戦で両リーグトップの32本塁打を放ち、日本選手初の本塁打王を視野に入れる。ア・リーグ2位の71打点、同6位の打率3割2厘と三冠王も狙える状況だ。

 大谷は2021年、前半戦で両リーグトップの33本塁打を打ちながら後半戦で失速し、最終的に46本でタイトルを2本差で逃した。「(21年の後半戦は)ペースは落ちたけど、打席の内容はその時によって変わってくる。いい時もあれば、悪い時もある」と話しており、後半戦も調子を維持できるか注目される。投手としては7勝4敗、防御率3・32。132奪三振はア3位につけており、投打でのタイトル獲得の可能性も十分にある。

 エンゼルスは6月後半から苦戦し、前半戦を45勝46敗のア西地区4位で折り返した。トラウトら主力に故障者が相次ぎチーム事情は厳しい。大谷は「まだいい位置にいると思う。けが人がいて苦しい状態だが、何人か帰ってくる。その時にしっかり戦えるように準備をしたい」と目標のプレーオフ進出へ意気込む。一方、後半戦開始からチームの負けが込む状況になれば、シーズン中に大谷がトレード移籍する可能性が取り沙汰されそうだ。

 3年連続3度目の球宴を終えた大谷は、後半戦初戦の14日のアストロズ戦(アナハイム)に投打同時出場。試合前「やることは変わらない。自分が毎試合ベストの状態で結果を出していく」と、チームを引っ張る決意を示した。

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