苫小牧市美術博物館の特別展「縄文と現代~共鳴する美のかたち」が15日、開幕した。考古資料から芸術作品まで約200点を展示。初日から来場者が相次ぎ、縄文時代に思いをはせながら、土器やユニークで色鮮やかな絵画やオブジェを楽しんでいた。9月3日まで。
開館10周年、苫小牧市と青森県八戸市と結んだ交流連携協定「はちとまネットワーク」の5周年を記念した企画。八戸市美術館や川崎市岡本太郎美術館などから展示物を借り受けた。
狩猟の様子や人面が描かれた縄文土器から、世界を席巻する前衛芸術家の草間弥生さんの作品まで三つのセクションに分けて並べている。
オープニングセレモニーで岩倉博文市長が「一人でも多くの市民に見てほしい」とあいさつし、同展に出品している金属工芸家・彫刻家の藤沢レオさんや八戸市美術館宗石美佐さんらと共にテープカット。担当学芸員らによる作品解説が始まると、会場のあちこちから感嘆の声が漏れていた。
道内観光中に訪れた盛岡市の菊池一さん(71)は、「心踊るような絵画がたくさんある」と話した。
今回は、美術と考古が同じ空間に両方混在するような展示が特徴。同館の細矢久人学芸員は「縄文と現代で時代は異なるが、作品を通じて不変の精神を感じ取ってほしい」と語る。
同日、第3展示室では特集展示「〈はちとま〉の海にまつわる自然と歴史」も始まった。
















