厚真町の上厚真小学校(清水京子校長)と厚南中学校(石崎和昌校長)の児童・生徒会が14日、同小学校で交流した。両校の三役が「あいさつ」をテーマに、お互いの学校をより良くするための意見を交わした。
両校は共に厚南地区にあることから小中一貫教育として、小学生の中学体験入学や、中学教員の小学校への乗り入れ授業などを通じて交流を深めてきた。
中学生は学校独自に、しっかり足を止めて、あいさつして、礼をする―の3段階動作を基本にしたあいさつを徹底していることを紹介。生徒会役員が率先して実践することで、他の生徒の意識づけにもつながっていると説明した。
一方、小学生たちは緊張した様子も見せながら、あいさつを通して「人と人がつながることができる」「人を笑顔にする」といったそれぞれの考えを述べた。上厚真小6年で児童会長の三浦菜さん(12)は「あいさつの大切さを真面目に考えたことがなかったが、中学生との交流を通して今後、学校でより良くしていけるように生かしたい」と気持ちを新たにした。
厚南中3年で生徒会長の小向彩さん(14)は「他校との交流は自分たちだけでは気付けないことも知ることができるので、この機会を大切にしたい」と話した。

















