第105回全国高校野球選手権記念大会南・北海道大会は16日、札幌円山球場で開幕、1回戦3試合が行われ、室蘭支部代表の北海道栄は2―1で札幌南を下し、2回戦に駒を進めた。
▽1回戦
北海道栄
000000200―2
000001000―1
札幌南
(北)山崎―高村
(札)大山―田沢
🉁梶沼(北)
🉂下山(北)
六回に1点を先制された北海道栄は七回、1死一、三塁からスクイズで同点、梶沼(3年)の右越え三塁打で逆転した。エース山崎(3年)も完投し、1点を守り切った。
函大有斗
301101010―7
010000000―1
札幌新川
(函)川下、山口―能戸
(札)井口―宇梶
🉂高田、中村(函)井口(札)
札幌第一
100001021―5
000000000―0
札幌北
(第)菅原―高橋
(北)稲原―福家
🉂田中、高橋(第)西尾、広川(北)
―山崎力投、実を結ぶ
接戦を2―1で制した北海道栄。糸瀬監督は「取り返す野球ができた。完投した山崎がエースの真骨頂を見せてくれた」と話した。
最後の一本が出ず、得点が遠かった道栄。「相手投手のチェンジアップを振らされてなかなか打てなかった」
六回、内野手の失策で先制点を許したが、続く七回にスクイズで振り出しに戻した。「みんなで取り返そう、何とか試合を振り出しに戻そうと小技で得点を狙った」と機動力を生かした攻撃を見せた。
エース山崎(3年)は完投。「最後まで投げることを目標にしていた。コントロール重視でボールに緩急をつけて投げた」と試合を振り返った。
札南の打者はよく振る―。試合前に対策を練るも、一発を秘めた札南打者の強いスイングを目の前に作戦を切り替えた。縦スライダーでカウントを整えて直球で押す。インコースへの速いフォークと変化球を駆使した力投で打線を封じた。
函大有斗との2回戦へ向けて「力で押したい。全力で自分の投球をしていく」と右腕のエースが次戦を見据えた。



















