半導体産業連携強化へ熊本県と協定 36年ぶり本道開催の高校総体を歓迎 道知事

半導体産業連携強化へ熊本県と協定 36年ぶり本道開催の高校総体を歓迎 道知事
36年ぶりの本道開催となるインターハイを、イメージキャラクター「ピリカ」と一緒にPRする鈴木知事=20日午後、道庁

 鈴木直道知事は20日の定例会見で、8月2日に熊本県と半導体関連産業に関する連携強化のため協定を締結すると発表した。協定内容については「調整中だが、半導体関連事業はもとより、経済交流や情報・人的交流の促進、国への要望などの取り組みを連携して実施することを検討している」と説明。具体的な内容は「当日発表させていただきたい」と述べた。

 道内では次世代半導体のラピダス(東京)が千歳市に進出し、工業団地「千歳美々ワールド」で9月に工場建設に着手。2025年に試作ラインを稼働し、27年に量産開始を目指している。一方、熊本県では半導体製造大手の台湾積体電路製造(TSMC)が昨夏から菊陽町に工場を建設中だ。

 協定締結式は熊本県のホテル熊本テルサで2日午後0時半から実施。道側からは鈴木知事のほか、横田隆一千歳市長、ラピダスの小池淳義社長、道経連の藤井裕会長、北大の寶金清博総長、千歳科技大の宮永喜一学長らが訪問。熊本県側からは蒲島郁夫知事、熊本大の小川久雄学長、熊本経済同友会の笠原慶久代表幹事らが出席する。

 鈴木知事は「本道における半導体関連産業の振興を図るため、TSMCなど多くの企業が立地する先進地である熊本県と協定を締結する」と説明。協定締結は「今後の両地域の連携、交流拡大の第一歩となる」と強調。「わが国の経済安全保障への貢献はもとより、両地域の経済の活性化につながることを期待している」と述べた。

 また、知事は21日から8月21日まで32日間にわたり、全国高校総体(インターハイ)が本道で開催されることについて「全国から選手、監督ら約4万人が来道予定。将来また北海道に来たいと思っていただけるよう、おもてなしの精神で大会を運営していきたい」と語った。

 大会は札幌、苫小牧など19市町を会場に、28競技31種目で熱戦を繰り広げる。本道での開催は1987年以来36年ぶりで、新型コロナウイルスの5類移行を受け「4年ぶりに観覧制限のない通常の形のインターハイになる」と指摘。「競技会場に足を運び、全国トップレベルの高校生のプレーに大きな声援を送ってほしい」と呼び掛けた。

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