白老中出身・増田 奮闘も2回戦で涙 高校総体ソフトテニス

2回戦〔増田・堀部―草野・阿部〕前衛で奮闘するとわの森三愛の増田=23日、市緑ケ丘公園庭球場

 全国高校総合体育会ソフトテニス競技大会全日本高等学校ソフトテニス選手権大会は23日、苫小牧市緑ケ丘公園庭球場で男子個人戦(ダブルス)3回戦までが行われた。とわの森三愛3年の増田快翔(白老中出身)・堀部響介組は2回戦で敗退。北海道勢は8組が出場し、道予選3位の長南理大・太田遥来組(とわの森三愛)が4回戦進出を決めた。

 ▽3回戦 長南理大・太田遥来(とわの森三愛)4―3細川大峨・上門幹武(那覇西)、塚本星弥・五島飛星空(岡崎城西)4―0大沢拓海・山崎槙(とわの森三愛)、足利颯太・島谷楽空(岡山理大付)4―3木原真樹・宇都太智(とわの森三愛)、三上柊二・平井啓吾(上宮)4―1西拓郎・小杉昂道(北海道科学大高)、石川柊我・藤本暖(済美)4―0木村春陽・鎌田煌生(北海道科学大高)

 ▽2回戦 草野啄巳・阿部瑛斗(羽黒)4―0増田快翔・堀部響介(とわの森三愛)、長南理大・太田遥来(とわの森三愛)4―0猪股悠志・木村草太(秋田北鷹)、松川憲伸・竹原悠斗(綾羽)4―1根田大地・古川輝(北海道科学大高)、山﨑介統・坂入寿紀(昭和学院)4―0永田侑也・佐藤光駿(とわの森三愛)、大沢拓海・山崎槙(とわの森三愛)4―1久野莉輝・義永啓人(宇部工)、木原真樹・宇都太智(とわの森三愛)4―0南部颯汰・早川颯真(駿台甲府)、西拓郎・小杉昂道(北海道科学大高)4―1今田迅・茶木将臣(岡山理大付)、木村春陽・鎌田煌生(北海道科学大高)4―2遠藤海斗・竹之内琉汰(木更津総合)

 ▽1回戦 木村春陽・鎌田煌生(北海道科学大高)4―0大城開路・金城幸惺(名護)

-増田、チャンス決めきれず
 白老中出身の増田快翔(3年、とわの森三愛)は堀部響介(同)と奮闘も2回戦で敗れた。増田は「力を出し切れなかった」と唇をかんだ。
 第1ゲームを2―4で落とした増田組。回転をかけたサーブから崩して点数を重ねる作戦に出たものの「カットサーブで崩せず作戦がはまらなかった」という。敗戦の一番の要因を「決めるべきチャンスボールを決め切れなかった。きわどいコースを狙ったが、横にアウトボールになって焦りもあった」と振り返った。ペアの堀部も「最初に流れを渡してしまってから、流れを引き戻せなかった」と悔しい表情で語った。
 増田の父、宏仁さん(50)は「良い所がないまま終わってしまい残念だが、気持ちを切り替えて団体戦に臨んでほしい」とエール。増田は「チーム一丸となって全員で勝利を目指したい」と団体戦への意気込みを語った。

-沖縄から北の大地へ、雪辱誓う
 最南端の沖縄県から北海道へ乗り込んだ名護商工2年松田彬暉・前田礼組。インターハイ初出場で「緊張して思う試合運びができなかった」と1回戦敗退の悔しさをにじませつつ、「他の選手のプレーを見て学び、吸収して帰りたい」と前を向いた。
 初めての北海道。苫小牧について、自然が豊かで昼夜の寒暖の差が大きい―といった印象のよう。「シカやキツネが街の中を歩いていた」と驚く。
 2人は来年のインターハイへの道をすでにスタートした。今後の全国大会で勝利を勝ち取るため「一つ一つ目の前の勝負を勝ち上がっていきたい」と決意をみなぎらせた。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る