乳がん検診受けよう 王子総合病院の角谷医師セミナー開く

乳がん検診受けよう 王子総合病院の角谷医師セミナー開く
がん検診の大切さを説いた角谷医師

 王子総合病院(苫小牧市若草町)の角谷昌俊乳腺外科主任科長が、22日に開かれたがん撲滅イベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2023とまこまい」に合わせ、がんセミナーを市サンガーデンで開いた。市民や看護学校の学生ら約90人に、定期的な乳がん検診やセルフチェックの大切さを説いた。

 日本乳癌学会乳腺専門医、日本乳がん検診精度管理中央機構マンモグラフィ読影認定医などの資格を持つ角谷氏は「受けよう! 乳がん検診~早期発見が乳がん征圧の第一歩」をテーマに講演した。

 角谷氏は日本対がん協会が2019年にまとめたデータを基に、がんは日本人の2人に1人がなる「身近な病気」と紹介。そのうち乳がんは19年に年間約9万7000人が罹患(りかん)し、「約9人に1人がかかる」と指摘した。

 一方、日本の乳がん検診受診率は他の先進国に比べて低く、都道府県別で見ると全国平均47・4%に対し、北海道は37・7%で下から3番目。受診者の約3割は自覚症状がないという。

 角谷氏は、がんのステージ別10年生存率を示し「ステージ2でも90%以上。早期発見で高い治癒率が期待できる」と早期受診の重要性を強調。検診受診者は未受診者と比較し、死亡率が40歳代で16%、50歳以上で23%も減少していると説明した。

 さらに自分の乳房状態を日々確認する「ブレスト・アウェアネス」の実践を提唱。「WHO(世界保健機関)など国際的に広がっている」とし、▽自分の乳房を見て、触って、感じる▽しこりや血性の乳頭分泌など変化を注視する▽自覚症状があればすぐに医療機関を受診▽40歳になったら2年に1回の検診を受ける―の4項目を挙げ、乳房の健康に気を配るよう訴えた。

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