東胆振1市4町でつくる「JR北海道の維持困難線区に関する東胆振首長懇談会」(事務局苫小牧市)は29日、JR日高線と並行するバス路線を含めた地域公共交通の維持や利便性向上を図ろうと、初の調査・実証事業を開始した。9月30日まで誘客や日常・観光利用の促進などを目指し、沿線の店舗利用者向けのご当地カードラリーを展開し、JR定期券の購入者らを対象に路線バスの乗車無料サービスも実施。また、沿線住民や高校生を対象にアンケート調査を行い、利用ニーズの把握を目指す。
カードラリーは日高線と室蘭線の利用者が対象。1市4町などの対象店舗(54店)を利用し、▽一日散歩きっぷ▽写真撮影した切符か乗車整理券―のいずれか掲示で「ご当地ステーションカード」をプレゼント。デザインの異なるカードを3枚以上集め、道の駅あびらD51(デゴイチ)ステーションか道の駅四季の館でアンケートに協力すると、「プレミアムカード」がもらえ、抽選で300人に沿線自治体の特産品が当たる。
路線バスとも連携し、通勤か通学のJR定期券で日高線鵡川・浜厚真―苫小牧の区間(勇払駅発着を除く)を利用すると、道南バスの日高沿岸線を無料で利用できる。同社の勇払線と市内線は対象外。
さらに札幌圏からの誘客やエリアの回遊性を高めるため、札幌周辺の駅で販売している一日散歩きっぷの購入者が日高線、室蘭線と並行する路線バスに無料で乗れる特典も。対象は、北海道中央バス(岩見沢ターミナル―由仁駅前)、あつまバス(苫小牧駅前―早来駅前)、道南バス(苫小牧駅前―鵡川駅前=勇払線を除く、鵡川駅前―穂別出張所)。
この他、アンケート調査を8月に予定。日高線の沿線住民800人を無作為抽出して郵送で行う他、日高線を利用している高校生200人に対して各学校を通じて実施する。設問は公共交通の利用頻度や方法などで、事務局の市まちづくり推進課は「調査で得た回答を分析し、利用ニーズを把握したい」としている。
8月上旬、日高線や沿線自治体の一部のバス路線を含めた共通時刻表を作成し、苫小牧市、厚真町、むかわ町の駅周辺を中心とした約6500世帯に配る。
















