北海道新幹線札幌車両基地起工式行う 関係者ら100人安全祈願

工事の安全を祈願し、くわ入れする事業者の代表=29日午前

 北海道新幹線札幌車両基地の起工式と安全祈願が29日、札幌市中央区の建設予定地で行われた。来賓、工事関係者ら約100人が出席して代表がくわ入れなどを行い、2030年度末の完成に向けて工事の安全と円滑な進捗(しんちょく)を祈願した。

 冒頭、鉄道・運輸機構の藤田耕三理事長は「札幌車両基地は新幹線の高い安全、安定輸送を支える極めて重要かつ不可欠な機能を担う。周辺環境や景観に十分に配慮し、新幹線建設に弾みをつけ、札幌延伸が地域の活性化、北海道の発展に寄与できるよう取り組む」とあいさつ。鈴木直道知事は「新函館北斗―札幌間の建設工事は着工から12年目。札幌市街の工事着手で札幌開業が一層身近に感じられる。道民の機運も大いに高まる」と期待を込めた。

 車両基地と高架橋は、在来線の南側の新幹線札幌駅建設予定地東側(北5東2~北3東18)の苗穂駅手前に高さ22メートル、全長約1・3キロの高架橋と3棟の上屋を建設する。JR北海道苗穂工場の南側に位置しており、整備新幹線の車両基地では初の高架構造という。3棟は新幹線車両を止め置く「着発収容庫」と車両の点検と融雪作業を行う「仕業検査庫」、保守用車両を整備し止め置く「保守基地」から成る。

 札幌延伸に向けては全長212キロの8割を占めるトンネル(17本、延長168・9キロ)の工事がピークを迎え、今年度は高架橋や橋梁(きょうりょう)など市街地での工事も本格化している。

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