ヤングケアラー支援を 民生委員児童委員へ研修

ヤングケアラー支援を 民生委員児童委員へ研修
ヤングケアラーを取り巻く課題について語る庭山さん

 胆振管内で活動する民生委員児童委員を対象とした専門研修が7月28日、苫小牧市民会館で開かれた。4市7町から約280人が出席し、大人に代わって日常的に家族の世話をする18歳未満の子ども「ヤングケアラー」の実態や、地域に求められている支援について考えた。

 道民生委員児童委員連盟、同連盟苫小牧市支部の主催。白老町社会福祉協議会の事務局長で、ケアラー支援推進センター地域アドバイザーを務める庭山了さんが家族をケアする子どもたちの実態ついて語った。

 庭山さんは「介護は家族の問題と考えられてきたが高齢化が進んでケアを必要としている人が増え、家族だけでは不可能になった。社会で支えるという認識を持つべき」と強調。介護や福祉のサービスはケアを必要とする当事者ばかりが対象となり、家族らへの社会的な支援が立ち遅れ、ケアラー本人も自分の健康や社会参加などを後回しにしている現状を指摘した。

 道の調査で家族をケアする中高生の多くが、就学前または小学生の頃からケアを始めたことが明らかになったと説明。ヤングケアラーを早く発見し、支援することの重要性とともに、「大人のケアラーが緊急時に頼りにしているのは自分の子ども。『大人ケアラー』を含めた家庭丸ごとに視点を当てた支援策が必要」と述べた。

 また、相談できる人や場所、精神的な支えなどを必要としているケアラーも多いことから、「地域の支え合いの仕組みづくりが求められている」と訴えた。

 このほか、専門研修では児童虐待や相談支援をテーマとした講話も行われた。

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