函館税関千歳税関支署がまとめた新千歳空港の貿易概況によると、2023年上半期(1~6月)の輸出入総額は前年同期比0・6%減の121億1900万円だった。上半期としては2期ぶりのマイナスで、新型コロナウイルス感染拡大の影響が尾を引いている。
輸出は2・8%減の90億1300万円で、2期ぶりのマイナス。電気機器が19・1%減の14億5700万円と振るわず、前年は1億超だった香港向け印刷回路が全減し、タイ向けの集積回路や電気用コネクタも減った。主力の魚介類・同調製品は11・8%増の38億5300万円で、香港向け活ホタテ、中国向け塩蔵ナマコなどが増えた。
輸入は6・6%増の31億600万円で、2期連続のプラス。一般機械は15・1%増の7億3700万円で、中国からの自動データ処理装置部分品、スウェーデンからの酪農機械部分品が増えた。精密機械類も2・5倍の1億2100万円で、チェコからの顕微鏡や回折機器、中国からのレンズが増えた。
コロナ流行前の19年上半期と比べて、輸出入総額は60・6%減、輸出は66・7%減、輸入は38・8%減と大幅に落ち込んでいるが、同支署は「コロナ禍からは徐々に回復している。7月に再開した中国本土便で、旅客とともに貨物も戻れば、回復はさらに本格化する」と見通す。
6月分の輸出入総額は、前年同月比27・7%増の21億1800万円で、2カ月ぶりに前年実績を上回った。内訳は、輸出が6・9%増の13億9200万円、輸入が2倍の7億2600万円で、いずれも2カ月ぶりのプラス。入港機は438機、入国者数は9万368人だった。
















